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2025年05月07日(水)
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タケエイ、神奈川県横須賀市で都市型バイオマス発電事業の検討を開始

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タケエイ、神奈川県横須賀市で都市型バイオマス発電事業の検討を開始

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都市から排出される木質資源を利活用
株式会社タケエイは、神奈川県横須賀市で、都市型バイオマス発電事業の立ち上げに向けて、具体的な検討を開始したことを発表した。

タケエイ
今回のバイオマス発電事業では、道路や公園、庭園等から発生する木質資源、建築物の解体等から発生する廃木材、地元山間部からの間伐材を燃料とすることが検討されており、また、これまで最終埋め立て処分されるなどして、有効利用されることのなった廃プラスチックを燃料として活用することも検討されている。

発電量は約5,000キロワットから10,000キロワットを想定しており、発電した電力は電力会社に売電するか、もしくは、地元の小売り電気事業者を設立したうえでの売電も検討している。売電開始は2019年頃の予定。

環境問題への貢献と地域創生も
神奈川県では、「かながわスマートエネルギー構想」において、再生可能エネルギーの普及拡大、エネルギー利用の効率化、エネルギー高度利用を推進しており、また、横須賀市では、「低炭素で持続可能なよこすか 戦略プラン」を掲げ、再生可能エネルギーの導入促進によって、低炭素型都市、循環型都市の形成を目指している。

一方、タケエイは、長年にわたり、首都圏を中心に、建設現場から排出される廃木材の再資源化を行ってきた。

さらに、2014年10月からは、「株式会社タケエイグリーンリサイクル」を子会社化して、建設業の他にも、地方自治体や造園業から排出された伐採木・間伐木・剪定枝等の再生資源化、再生エネルギー燃料化の事業に参入、東北地方においては、木質バイオマス発電会社3社をすでに事業化している。

こうしたことから、タケエイでは、今後、首都圏でもニーズが高まると考えられる木質バイオマス資源の有効活用を目指して、今般、横須賀市において国内でも先例の少ない都市型バイオマス発電事業への本格参入について具体的に検討することになったもの。

この発電事業が開始されることにより、地球温暖化の一因とされるCO2削減効果が見込まれるとともに、雇用の創出による地元の活性化・エネルギーの補完、林業の活性化など、地域創成の効果も期待されている。


外部リンク

株式会社タケエイ
http://www.takeei.co.jp/
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