民有地を活用し発電所を建設
丸紅株式会社は、同社の100%子会社である三峰川電力株式会社が建設を行っていた茨城県潮来市の太陽光発電所について、2015年11月より商業運転を開始したのに伴い、2016年2月24日に竣工式を開催したと発表した。
今回の潮来市における発電事業は、潮来市内の民有地を借り受けて、メガソーラーを建設・運営するもので、太陽光パネルの出力は約2.4メガワット、年間発電量は、一般家庭約750世帯の年間消費電力に相当する約270万キロワットアワーを見込んでいる。
発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して売電中だ。
国内外で再生可能エネルギーを創成
今回の発電所の建設では、同じく丸紅と三峰川電力によって、2014年12月に稼働した福島県のいわき発電所が、山間地において景観を損なわず高効率な発電を行うように建設された経験が活かされた。
山砂採取跡地を利用し、造成と土地の形状を可能な限り変えないで施工することで、環境への影響を最小限に抑えた発電所の建設を実現している。
丸紅は、2015年9月末時点での持ち分発電容量が10,345メガワットと、日本最大級の発電事業者であり、日本国内を含む世界22ヶ国において、長期売電契約に基づく安定的な収益源を確保している。
また、三峰川電力とともに、大規模太陽光発電所や小水力発電所など、再生可能エネルギーを中心とする電源開発力や運営能力に強みを持っている。今回の発電所で、国内でのメガソーラー事業は、10件16箇所となり、総発電量は約203メガワット。
今後も、丸紅と三峰川電力は、メガソーラーを含めた環境負荷の少ない再生可能エネルギー利用の普及に、積極的に取り組んでいく意向だ
(画像はプレスリリースより)

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