完工した発電所を投資家に売却
ソーラーフロンティア株式会社は、カリフォルニア州インペリアル・バレー郡にある太陽光発電所「カリパトリア・ソーラー・プロジェクト」を、Southern Power社およびTurner Renewable Energy社に販売したことを発表した。
「カリパトリア・ソーラー・プロジェクト」は、2015年春にソーラーフロンティアがGestamp North America社から取得した出力合計280メガワット規模の太陽光発電所開発案件群の1つで、出力は20メガワット。
ソーラーフロンティアでは、この案件群のうち、2015年10月に「モレロス・デル・ソル」を今回と同じ2社に販売し、完成後のメガソーラーを投資家に売却するという、BOT (Build, Own, Transfer) のビジネスモデルを実現させており、今回はそれに次いで2件目の販売となる。
太陽光を追尾して効率的に発電
「カリパトリア・ソーラー・プロジェクト」では、約13万枚のCIS薄膜太陽電池を、太陽光追尾装置である「ソーラートラッカー」が付いた架台に設置しているのが特徴だ。予測される年間発電量は、アメリカの一般家庭約5000世帯の電力消費量に相当し、20年間の電力購入契約(PPA)に基づいて、アメリカの電力事業者San Diego Gas & Electric Company社に売電されることとなっている。
今回の大規模太陽光発電の販売について、ソーラーフロンティア・アメリカズのCOOであるチャールズ・ピメンテル氏は、次のように述べた。
「電力大手のSouthernグループに対する2件目の販売となるカリパトリア・ソーラー・プロジェクトは、ソーラーフロンティア製品の強みがアメリカ市場において評価されていることを示す事例です。」(プレスリリースより引用)
同社は、今後も、CIS薄膜太陽電池を使用した経済性の高い太陽光発電所の開発を推進し、より快適なクリーンな暮らしを実現していく意向だ。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフロンティア株式会社 ニュース
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