4月より顧客管理クラウド構築サービス実施
2月9日、商社大手伊藤忠商事株式会社のグループ会社伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)が4月からの電力自由化に向け、顧客管理クラウド構築を行うと発表した。
都市ガス電力事業参入者向け
構築される顧客管理クラウドは国際石油開発帝石株式会社(以下、INPEX)が天然ガスを供給している都市ガス事業者のうち電力事業参入者に向けたもの。4月の電力自由化と同時にサービスを開始する。
CTCが提供するサービスでは、セキュリティ確保、顧客情報管理、電気料金計算、請求・回収などの収入管理を一括処理できる。営業支援のWebサービス機能も備わっているとのこと。
自社開発と比較すると、開発コストと期間を半分以下に削減できる。
需給管理業務システムも提供
CTCでは、随時変動する電力の需要と供給の管理業務を行うための需給管理業務システムも扱っている。
これまで培ってきた統計処理技術や人工知能技術のノウハウを活かし、より高度な発電出力と需要の予測が可能となる機能も提供可能とのこと。
顧客管理だけでなく、電力事業者の需給管理業務の運用代行サービスも拡大していき、電力事業に参入する事業者を引き続き支援していく。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社プレスリリース
http://www.ctc-g.co.jp/news/press/20160209a.html