より正確な太陽電池パネルの劣化診断システムを開発
太陽電池をはじめとした電子装置の設計製造を展開する西進商事株式会社は、事業用太陽光発電所などでの利用を専門とした、太陽電池パネル劣化診断システム「Solar EL Explorer」を開発し製品化した。なお同システムの開発には、株式会社アクティブ・ソーラー・イノベーションの協力を得ている。
容易に不良パネルを特定し電力低下の原因を明確化
同社が開発した「Solar EL Explorer」は、太陽電池ストリングに電流を通したエネルギーで発生する、太陽電池固有の微弱なEL(エレクトロルミネッセンス)光を、軽量で高精細な超高感度カメラで明確に捕捉、そのEL画像を手軽に短時間で撮影できる。
それに加え電流電圧特性(I-V特性)においても測定することで、発電所の管理者が太陽電池パネルの劣化状況を簡単に判断できるシステムである。
同システムにより、温度計測や電気計測による従来の診断方法では確実な診断が出来なかった、電力低下の原因となっている不良パネルの特定が容易となる。
高機能なのに少ない機材で安価な調査費用
「Solar EL Explorer」の主な特長として、タブレット型PCを採用しているため、電源制御と診断機能を持ち、軽快な操作性とデーター取得が可能となる。
その制御用タブレット型PCをはじめ、電流注入用DC電源やカメラなど使用する機材も少なくシンプルなため、調査費用も安価で済むメリットを持つ。
(画像はプレスリリースより)

@ press 太陽電池パネル劣化診断システムを開発
https://www.atpress.ne.jp/news/88031西進商事株式会社
http://www.seishin-syoji.co.jp/index.html