自然電力初の風力発電事業で連携
佐賀県唐津市の農地に風力発電施設を作る計画が進んでいる。
企画は自然電力(自然電力株式会社)で、同社としては初の風力発電事業。また、佐賀県としては初となる「農山漁村再生可能エネルギー法」の適用案件。
自然電力が発案したこの事業は、唐津市内の農地に出力約2メガワットの風力発電機を導入して風力発電を行い、その売電収益の1%を地域農業の支援にあてるというもの。
施設の年間発電量は、一般家庭約1,100世帯の年間使用電力量に相当する約350万キロワット時となる模様で、事業の本格的な開始は2017年以降となる。
地域社会に貢献
2014年5月、農林水産省は「農山漁村再生可能エネルギー法」を施行。土地、水、バイオマス等、再生可能エネルギーの豊富な農山漁村での発電施設誘致のための措置を講じた。
この法律に基づき、佐賀県唐津市は市・地元関係者・学識経験者・発電事業者で構成、北野雅治九州大学教授を会長とする「唐津市再生可能エネルギー促進による農山漁村活性化協議会」を組織。
1月29日には、発電事業と地元農林産業の協働計画 「農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進による農山漁村の活性化に関する基本的な計画」を決定、唐津市に提出した。
自然電力が企画した風力発電事業はこの計画の中心にある事業で、自治体と連携した発電事業を展開してゆく。

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