太陽光発電事業で地域活性化
株式会社青森銀行は、「合同会社ふりーな」が青森県三戸郡階上町にて開始した太陽光発電事業に関する設備資金に対し、動産担保融資(ABL)を実施したことを発表した。
「合同会社ふりーな」は、これまで八戸市などで太陽光発電所を稼働させており、今回の事業も、再生可能エネルギーを活用した新しい事業への取り組みによる地域貢献を目的として計画された太陽光発電事業となっている。
発電所は遊休地を利用して建設されており、2015年12月に事業が開始されている。総事業費は約3億円で、出力は990キロワットとなっている。
様々な動産に対して融資
今回、青森銀行が実施したABLとは、企業が保有する動産や売掛債権などを担保として活用する融資方法。従来担保として利用されていない動産の価値に対して担保価値を見いだすことで、不動産や個人保証に過度に依存しない資金調達を実現させたものだ。
青森銀行では、これまで「りんご」「コメ」「水産加工品」「木材・木質チップ」「クレーン車両」「トンネルフリーザー」「産業用ロボット」「診療報酬」などを担保とした融資を実行しており、2014 年度のABL取り組み実績は12件で21億円となっている。
同銀行では、地域との共存共栄を目指し、地域密着型金融の推進に取り組んでおり、銀行業務を通じて地域社会の活性化を追求している。今後も、引き続きABLを積極的に活用し、より一層の地域経済の発展に貢献していく意向だ。

株式会社青森銀行 ニュースリリース
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