市有地や施設で太陽光発電
株式会社第四銀行は、新潟市において市民エネルギー事業を推進する「おらって市民エネルギー株式会社」に対し、2億4600万円のコミットメント期間付きタームローンを締結したことを発表した。
今回融資を行った対象事業は、発電規模943キロワットの太陽光発電事業で、売電先は東北電力。
総事業予定費は2億7000万円で、第四銀行からの融資の他、環境省所管のグリーンファイナンス推進機構と「おらってにいがた市民エネルギー協議会」からの出資などでまかなわれる。
具体的には、新潟市と締結したパートナーシップ協定に基づき、新潟市から無償で提供された土地や施設屋根、その他にも民間企業の社屋や工場屋根、遊休地などにおいて、小規模分散型の太陽光発電を行うこととなっている。
地方創生・地域経済の発展を目指す
おらって市民エネルギー株式会社は、「おらってにいがた市民エネルギー協議会」の理念に基づき、新潟の豊かな自然を活かした地域のための様々な事業を実践することによって、真に自立的な地域経済の実現を目指している。
さらに同社は、発電事業とともに、収益を活用して一般市民向けの環境講座を実施するなど、持続可能な低炭素まちづくり、地域の活性化に資する活動を展開し、また、災害などによる停電時には、市の施設などに対して無償で電力供給を行う。
第四銀行では、今後も、こうしたプロジェクトへのサポートを通じて、地方創生・新潟県経済の発展に向けて、積極的に取り組んでいく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社第四銀行 ニュースリリース
https://www.daishi-bank.co.jpおらって市民エネルギー株式会社
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