エネルギーコストミニマム化など可能なソリューション
日新電機株式会社は1月19日、「工場などの大規模電力需要家向けスマート電力供給システム(SPSS-F)」の販売を、2016年1月から本格的に始めたと報じた。
SPSS-Fは、同社の中核製品である従来の受変電設備に、太陽光発電システムや蓄電池などの分散電源と組み合わせ、EMSにより最適に統合制御するもので、エネルギーコストのミニマム化などが図れるソリューションとして、今後顧客に提案していくという。
エネルギーに関しては今、電力料金高騰や省エネ化とともに電力自由化への対応など、種々の課題がある。このため同社は、これまで培ってきた技術を駆使し、多様な分散電源を組み合わせて省エネと電力の安定供給を同時に実現するものとして、SPSSを開発した。
同社前橋製作所にてSPSS-Fの導入・検証を実施
このシステム構成は例えば、1)PVシステム、2)自家発電機(コージェネ含む)、3)蓄電池、4)電力機器の劣化監視センサ、5)EMS、といったものとなる。
そして同社は、2014年3月から前橋製作所にてSPSS-Fを導入し、気象情報や過去の負荷需要を用いての太陽光発電量と電力負荷予測から、エネルギーコストミニマム化を実現するシステムとしての検証を行ってきている。
なお同社では、受変電設備も含んだシステムにより、初年度(2016年度)の売上げ額として20億円を目指すという。
(画像はニュースリリースより)

日新電機株式会社 ニュースリリース
http://nissin.jp/news/detail.php?newsId=185&year=2016