資金面や技術面の課題を解決
株式会社三菱総合研究所は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社と、メガソーラー発電事業の新たなマーケットに着目したファンドの設立に向けた合意書を締結したことを発表した。
国内における再生可能エネルギーの導入が急拡大を見せているが、広大な用地を必要とするメガソーラー発電事業に関しては、適切な開発及び健全な運営が大きな課題となっている状況だ。
そこで、このファンドの設立によって、事業継続が困難などのオーナー側の事情や、十分な発電量が得られないなど技術面での課題の解決を図り、メガソーラーサイトの価値を最大限に高めて、発電事業の健全な運営を実現していく。
アセットマネジメントやファンド組成業務など
具体的には、三菱総合研究所グループは、対象となるメガソーラーサイトの選定と評価、事業譲渡・承継等に係る各種手続きの支援、ファンドがメガソーラー発電事業を健全に運営するためのアセットマネジメント業務を担当する。
これに対し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、これまでの各種ファンド組成の経験を活かし、投資家の募集業務及びファンド組成業務を担当。メガソーラーサイトという社会インフラの金融商品化を通じた新たな投資機会を創出し、リスク分散及び長期安定運用という観点から、インフラセクターへの投資ニーズが強い年金基金を含めた機関投資家の投資ニーズに応えていく。
さらに、将来的には太陽光発電以外の再生可能エネルギー事業の取得も検討し、国内における長期安定的なエネルギーの確保に貢献していく意向だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社三菱総合研究所 プレスリリース
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