研究室での検証は成功
サントリーホールディングス株式会社とアメリカバイオ化学ベンチャー企業であるアネロテック社は、植物由来原料を100%使用したペットボトルの共同開発に取り組み、アメリカテキサス州に、ペットボトル原料を生成する実証プラントを建設することを発表した。
サントリーは、持続可能な地球環境を次世代に引き継ぐための様々な環境負荷低減活動を実施しており、容器包装の分野では、植物由来原料を用いたペットボトル原料生成を目指すアネロテック社と2012年から共同開発を行ってきた。
両社は、本件の研究開発において、ペットボトル原料の70%を構成するテレフタル酸の前駆体「パラキシレン」を、非食用の植物由来原料であるウッドチップのみから生成することを目指しており、今般、研究室レベルでの検証に目処が立ったことから、商品への実用化に向けた原料生成を行う実証プラントを建設することとしたものである。
地球環境保全へ貢献
サントリーグループでは、こうしたペットボトルを含む容器包装の設計に関する自主的なガイドラインを1997年に設定し、パッケージの環境負荷の低減を行ってきた。
その他にも、自動販売機の消費電力を国内最小にまで低減したり、統合配車システムを開発・導入して輸配送に関するロスを低減したり、生産工場においてコージェネレーションシステムを活用したり、様々な角度から環境負荷の低減活動に取り組んでいる。
(画像はプレスリリースより)

サントリーホールディングス株式会社 ニュースリリース
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