資源循環型社会を目指す
ヤンマー株式会社は、2014年に竣工した大阪にある同社の本社ビルが、「平成27年度おおさか環境にやさしい建築賞」の最優秀賞である「大阪市長賞」を受賞したことを発表した。
同ビルは、太陽光発電やガスコージェネレーションシステムによる高効率熱源や、ガスヒートポンプ・省エネ機能に優れた空調システム、さらには、ビル南側壁面の緑化、6階から12階にわたってらせん階段を活用した自然換気システムを採用するなど、環境に配慮し自然との共生を目指す様々なアイデアや、同社が持つ技術が盛り込まれたものとなっている。
オフィス部分においては、年間のエネルギー消費に伴うCO2排出量を55%以上削減することを目標にしており、さらに今後の技術革新や再生可能エネルギーへの進展、将来的には屋上や壁面への太陽光パネルを増設することなどによって、ゼロ・CO2エミッション・ビルの実現を目指している。
防災拠点として地域に貢献
また、本社ビルは、自然災害などの緊急事態の際に業務継続計画(BCP)を発動した場合、防災拠点としての役割を果たす。
大雨による淀川氾濫の際に浸水する危険性を考慮し、重要な設備は2階以上に設置する、また大規模地震に備えビルの5階に免震層を設けた中間免震層を採用、震度7の地震に対しても建物の柱・梁など主要な構造部は損傷せず被害を最小限に抑えるなど、様々な防災対策を施したビルとなっている。
(画像はプレスリリースより)

ヤンマー株式会社 ニュースリリース
https://www.yanmar.com