世界最大となる約13.7MW太陽光発電所の建設を開始
京セラTCLソーラー合同会社※は1月21日、千葉県市原市の山倉ダムに、水上設置型としては世界最大となる約13.7MWの太陽光発電所「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」の建設を開始、同日安全祈願祭を行ったと発表した。
※京セラTCLソーラー合同会社
太陽光発電による売電事業を目的に、東京センチュリーリースと京セラの共同出資し2012年8月に設立した。資本金は10百万円で、東京センチュリーリースが81%、京セラ株式会社が19%となる。本社所在地は、東京都千代田区の東京センチュリーリース本社内。
ダム水面に京セラ製太陽電池モジュール使用で
この事業は、2014年10月に千葉県企業庁(山倉ダムを管理)が環境負荷軽減などを目的に公募し、同社が事業候補者に指定されたもの。関係する電力会社や行政機関などと協議を続け、今回の建設開始に至ったもの。
同発電所は、工業用水専用となるダムの水面約180km2を利用して、京セラ製の太陽電池モジュール約51,000枚を使用、2017年度中に稼働を開始する予定。この予想発電量は約1,617万kWh/年で、約8,170t/年のCO2削減に寄与すると見込む。
全国各地で太陽光発電所の建設が進み事業用地が減少する中で、同社はダムやため池などの水上設置型に注目、水上ソーラー発電所の整備・運営を手掛けていて、既に兵庫県加東市(2015年3月竣工、出力規模約1.7MW)、同加西市(2015年6月竣工、同約2.3MW)の水上ソーラー発電所運営を開始している。
(画像はプレスリリースより)

京セラTCLソーラー合同会社 ニュースリリース
http://www.ctl.co.jp/news_data/pdf/160121.pdf