長い海岸線を活かした洋上風力発電の導入を支援
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1月18日、「着床式洋上ウィンドファーム開発支援事業」に関しての公募を行った結果、新たに2件を採択したと発表した。
日本は長い海岸線を有する特徴があることから、これを活かした洋上風力発電の導入が不可欠で、地形や海象特性を踏まえた洋上ウィンドファームの早期実用化が求められている。
この事業では、洋上風力発電の設置を具体的に計画している複数の海域にて、詳細設計や環境調査等の開発初期を支援し、洋上ウィンドファームの発電コスト等に関する詳細な基礎データを取ることで、風力発電の導入拡大と産業競争力の強化を図るもの。
決定した助成対象地域は石狩湾新港と秋田・能代港
この対象となる事業期間は、2015年度~2017年度で、着床式洋上ウィンドファーム開発支援事業の期間は、2013年度~2017年度となっている。
そして今回、提案のあった研究開発テーマについて、外部有識者による採択審査委員会とNEDO内での厳正な審査により、助成予定先を決定したという。
なお、決定した助成予定先は、株式会社グリーンパワーインベストメントによる北海道石狩湾新港港湾区域内(約100MW)と、丸紅株式会社、株式会社大林組、エコ・パワー株式会社の3社による秋田県の秋田港および能代港(約170MW)の2件となっている。
(画像はNEDOのWebサイトより)

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100515.html