自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月08日(木)
 自然エネルギーニュース・コラム

太陽光発電設備の遠隔出力制御における実証試験開始

太陽光
省エネ
バイオマス
電力小売
水力
風力
行政
地熱
テクノロジー
海外
コラム

太陽光発電設備の遠隔出力制御における実証試験開始

このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年より進めていた実証実験準備の完了による
関西エリアで電気事業などを展開する関西電力株式会社は、太陽光発電設備の遠隔出力制御および発電量把握に関する実証試験を2016年1月8日から開始したと発表した。

これは2015年6月5日にて、政府が行う「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助事業」に採択された事を受け準備を進めてきたもので、ようやくその準備が整った事から試験開始となった。

遠隔出力制御実証試験
出力制御をリアルタイムできめ細かく指令
固定価格買い取り制度の導入により拡大を続ける太陽光発電事業は、今後もますます発展していく事が見込まれている。そのため九州などでは出力制御が必要な状況となっている。

関西エリアでも同様に、太陽光発電などの拡大により将来は出力制御が必要な場合も想定されている。

現在制御を行う場合は、前日の発電量予測等を元に制御する電力量を算出するが、今回の実証試験では双方向通信システムを導入し、リアルタイムで発電出力の把握を目指す。

試験の結果により、出力制御の量や時間をよりきめ細かく遠隔で指示でき、それにより無駄な電力制御を少なくする事が可能となる。

関電の太陽光設備と東京を接続し検証
試験内容は、同社が保有する堺太陽光発電所や若狭高浜太陽光発電所など、6箇所の太陽光発電設備と、早稲田大学EMS新宿実証センターに設置された出力制御指令の発信を行うサーバを双方向通信で接続。今後2月中旬を目処に、出力制御の実証試験を行う予定。

同社は今回の実証事業を通じて、国内での出力制御方式の標準化に向けた検討と、その通信方式の実効性や信頼性の評価を行う。そして国内外での普及を推進していく考えである。

(画像は関西電力株式会社より)


外部リンク

関西電力株式会社 ニュースリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/0108_1j.html

関西電力株式会社
http://www.kepco.co.jp/

Amazon.co.jp : 遠隔出力制御実証試験 に関連する商品
  • Jパワー、秋田県にかほ市で「にかほ第二風力発電所」の建設工事を開始(8月1日)
  • ソーラーフロンティア、戸建て住宅購入検討者対象に家庭のエネルギー意識を調査(7月30日)
  • 広島ガスと中国電力、新会社設立しバイオマス混焼発電事業を実施(7月30日)
  • 生駒市、地域エネルギー会社『いこま市民パワー株式会社』を設立(7月30日)
  • エーオンジャパン、太陽光パネルメーカーの出力保証をバックアップする保険スキームを開発(7月30日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->