関西・中部地方の電力事業強化
シナネンホールディングス株式会社と、エネルギーソリューション事業を担うシナネン株式会社は、第二電力株式会社から、保有する日本ソーラー電力の全株式を取得したことを発表した。
日本ソーラー電力株式会社は、関西・中部の大都市圏を中心に、屋根借りによる太陽光発電事業を行う会社。
発電設備は全て50キロワット未満の低圧に特化しており、全国428ヵ所で太陽光発電所を運営している。年間発電量の合計は、一般家庭 5,800 世帯分の消費電力に相当する20,900メガワットアワーを想定している。
日本ソーラー電力の総資産は約50億円、株式取得総額は5億9000万円。日本ソーラー電力の今後の利益計画では、2016年度以降、年間営業利益と2億円と見込んでいる。
グループ全体で電力事業に注力
シナネンは、関西電力・中部電力・東京電力・東北電力管内において、オフィスや工場、店舗など法人向け電力販売を展開しており、今回の株式取得によって、関西電力と中部電力管内での事業基盤の強化を図りたい考えだ。
また、シナネングループでは、シナネン株式会社が電源開発と電力販売を行い、関連会社グループの株式会社ミノスが電力販売と顧客管理システムの開発を担当、ミライフ西日本株式会社・ミライフ株式会社・ミライフ東日本株式会社の3社が電力販売を行うなど、グループ一体となってサプライチェーンを構築し、2016年4月からの電力小売全面自由化に向けて、家庭向け電力販売を含めた電力事業に注力していく。

シナネン株式会社 ニュースリリース
http://www.sinanen.com