最新データを追加
日本気象協会の環境・エネルギー事業部では、太陽光、風力、海洋を主軸とした再生可能エネルギー事業を展開しているが、今般、太陽エネルギー事業において提供中の「太陽光発電量の経年変動解析サービス」を拡充し、2014年までの最新データを用いたサービスを、6月8日より開始したことを発表した。
事業採算性の把握やリスクの評価に貢献
太陽光発電は、再生可能エネルギーとして普及・拡大が期待されているが、天候等によって発電量が不安定になるという懸念も伴っている。
そこで、太陽光発電システムを導入する前に、予想される発電量について、毎年平均的に期待される発電量だけでなく、年によってどの程度発電量が変動するかを把握することが重要になってくる。
日本気象協会では、2013年4月から「太陽光発電量の経年変動解析サービス」を提供してきたが、今回新たに2011年から2014年まで4年分の解析データを加えることにより、近年の日射量の特性を踏まえた事業採算性やリスクの評価が実現された。
今回サービス拡充された「太陽光発電量の経年変動解析サービス」によって、過去30年間(1985年から2014年まで)における、日射量と発電量の30年間平均値、最大値・最小値、標準偏差、出現頻度、超過確率など、リスク評価に不可欠な各種統計情報を把握することが可能となる。
提供される情報
展開されている解析情報は以下の通り。
・月ごと、年ごとの対象地点における太陽光発電量の変動
・30年平均値、最大値・最小値、標準偏差
・発電量の超過確率
・月ごとの日射量(発電量)の階級別出現頻度
(画像はプレスリリースより)

日本気象協会 ニュースリリース
http://www.jwa.or.jp/news/2015/06/post-000515.html