九州の新たな運転設備出力の97%が太陽光発電
九州経済産業局が12月22日、九州での再生可能エネルギー発電設備に関する今年8月末時点の運転開始状況と認定状況を公表した。
これによると、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の始まった平成24年7月から今年8月末までの間、九州で新たに運転を始めた設備出力は481万kWで、この97%に相当する467万kWが太陽光発電によるものだったという。
そして、累積での太陽光発電運転開始出力は553万kWで、FIT開始前の86万kWと比較すると6.4倍となり、特に発電量が1MWを超えるメガソーラーは166万kWと九州の再生可能エネルギーの34%を占めた。
8月末時点認定設備出力は、九州が全国の22%に
一方、この発電での8月末時点認定設備出力は1,903万kWとなり、全国8,737万kWの22%を占めた。このうち太陽光発電は1,811万kW(九州の再生可能エネルギーの95%)、メガソーラーは908万kW(同48%)となっている。
資料ではこのほか、新たに運転を開始した発電設備出力を都道府県別にみると、九州の各県がともに上位に位置していて、最多は茨城県で、福岡県がこれに続いた。
また九州内の県別設備認定出力では、鹿児島県が429万kWと最も多く、宮崎県、熊本県の順と多かった。
(画像は資料から)

九州経済産業局 プレスリリース
http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/energy/fit/151222.html(資料)再生可能エネルギー発電設備運転開始状況及び認定状況
http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/energy/fit/151222_2.pdf