共同出資の「合同会社苫小牧ソーラーエナジー」が運営
オリックス株式会社とシャープ株式会社は12月24日、北海道苫小牧市柏原に設置していた「シャープ苫東の森太陽光発電所」の運転を、2016年1月1日から始めると発表した。
両社は同発電事業のため、共同出資により「合同会社苫小牧ソーラーエナジー」を設立、土地開発の株式会社苫東から約1,415km2の土地を20年契約で賃貸し、2年前から同発電所を建設していた。この出資比率はオリックスが70%、シャープが30%となる。
発電所の出力規模(モジュール容量)は約45.6MWで、年間予測発電量は約5,100万kWhとなり、一般的な家庭の年間消費電力量に置き換えると約14,100世帯分に相当する。
シャープは、同じ苫東地区内にすでに2つの太陽光発電所を稼働させていて、保守や点検などのメンテナンスセンターも新たに設置した。
シャープが施設施工・メンテナンス、オリックスが運営分担
シャープはこれまで、太陽電池の開発・生産、システム設計、発電所の建設、保守メンテナンスのほか、独立発電事業や蓄電池を活用したエネルギーマネージメントシステムなど、ソーラーエネルギーソリューション事業をグローバルに展開してきている。
またオリックスはこれまで、自治体や企業などが保有する全国の遊休地を賃借し、最大出力1MW以上の大規模な太陽光発電所を数多く建設・運営してきている。
なお、両社が共同してメガソーラーを運営するのは国内3カ所目となり、シャープが施設の施工やメンテナンスなどを担当、オリックスが事業を運営する役割分担となる。
(画像はプレスリリースより)

オリックス株式会社 ニュースリリース
http://www.orix.co.jp/grp/news/2015/151224_ORIXJ.html