施設運営に利用し残りは売電
郵船商事株式会社は、中国の上海市外高橋自由貿易区内にある、日本郵船グループの多目的完成車物流センター屋上に、太陽光発電システムを建設したことを発表した。
これは、日本郵船グループが中国に建設した初めての太陽光発電設備となり、上海市で設立した碧暁能源科技(上海)有限公司(Bixiao Energy Science and Technology (Shanghai) Company Limited)が運営と管理を行う。
発電規模は1.3メガワット、年間発電量は約128万キロワットアワーを見込んでおり、既に10月より発電を開始している。
発電された電力は、この物流センターの運営に使用され、余剰分は地元の電力会社に売電されることとなっている。
グリーンエネルギー導入促進で環境保護
郵船商事では、環境との共生を図るため、「安心」で「安全」な再生可能エネルギーの創出にも力を入れており、日本郵船グループの建物や遊休地を利用して、国内外で売電事業を行っている。
日本では、既に、東京の大井埠頭を始めとして、北海道や九州など8ヵ所で太陽光発電システムを導入しており、海外では、アメリカのニュージャージー州に次いで、今回の中国上海市が2例目。
設備全体で、年間、一般世帯約2600軒分の消費電力量を創成し、約4700トンのCO2削減に寄与している。
(画像はプレスリリースより)

郵船商事株式会社 ニュースリリース
https://www.nyk-trading.com郵船商事株式会社 グリーンエネルギー事業
https://www.nyk-trading.com/business/green_energy.html