従来品比約2倍のエネルギー密度実現で小型機器に提案
日立マクセル株式会社は12月10日、容量をこれまでの約2倍にできるリチウムイオン(Li-ion)電池技術の開発に成功したと発表した。
スマートフォン向けのシリコン電極材料(SiO-C)をさらに発展させ、エネルギー密度を高めることができたもので、同社はこの高容量化技術を「ULSiON(アルシオン)」と名付けている。
いまウェアラブル機器は、スポーツや医療以外にもさまざまな分野での用途が拡大してきており、今後も急速な普及が見込まれている。2015年の出荷台数は7,610万台の見込みで、今後も年率2割超の比率で増加するとみられている。
来月13日から「第2回ウェアラブル EXPO」に出展
一方、ウェアラブルであるためには小型・軽量である必要があるが、機器内に格納できる電池サイズが限られるため、ストレスなく使えるに充分な稼働時間を提供できないという問題があった。
今回同社では、Li-ion電池負極中のSiO-C含有率を大幅に増やすことでエネルギー密度を高めたほか、繰り返し充放電時の膨張収縮などの技術的な課題にも対処、さらに高電圧から低電圧までの広領域での充電ができる電極技術を導入したもの。
なお、この「ULSiON」技術を導入したウェアラブル機器用電池を、来月13日からの3日間東京ビッグサイトで開催される「第2回ウェアラブル EXPO」に出展するとのこと。
(画像は日立マクセルのホームページ)

日立マクセル株式会社 ニュースリリース
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