停電時にも災害活動支援
大阪狭山市は、「大阪狭山市再生可能エネルギー等導入推進事業」として、災害発生時に避難地となる2ヵ所に、活動に必要な最低限の電力を確保するために、太陽光発電設備と蓄電池設備等を設置する事業者を、公募型プロポーザルで募集することを発表した。
施工場所は、狭山池公園と東大池公園。
狭山池公園では、公園トイレ2ヵ所と管理等トイレに、それぞれ2.6キロワットのソーラーパネルを設置、蓄電池は各施設の位置に3ヵ所設置する。災害時は、37基のLED照明灯が点灯し、避難路を照らすこととなっている。一方、東大池公園には照明灯が20本設置される。
狭山池公園および東大池公園は、災害時の避難地となっており、今回の事業により設置される太陽光発電設備と蓄電池設備により、災害発生等に停電が発生した場合も、「避難地の災害活動支援」を行うための機能を持つことが期待されている。
設計・施工・運用や保守点検のための準備
具体的な業務内容は、太陽光発電設備および蓄電池設備の設計、太陽電池モジュール・架台・パワーコンディショナー等一式と、また、蓄電池部・蓄電池制御装置・架台等一式の設置並びに系統連系に必要な工事の実施。
さらには、太陽光発電設備の設置に最低限必要な屋上防水対策、売電先である関西電力、関係官公署や関係機関に対する必要書類の届け出手続き、発電設備の運用に係るマニュアルの作成、また、設備の操作や保守点検などを行うための研修の実施、管理台帳の作成も含まれる。
事業期間は2016年3月31日まで、事業費用の上限額は、約6,226万円となっている。
(画像はプレスリリースより)

大阪狭山市
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