水上架台を供給
東京センチュリーリース株式会社は、水上太陽光発電の世界的パイオニアであるシエル・テール・インターナショナルから、普通株式の15%を取得したことを発表した。
同社は、京セラ株式会社と共同で設立した京セラTLCソーラー合同会社において、2014年8月よりシエル・テールの水上架台(水上に太陽電池モジュールを設置するための浮体構造物であるフロート)を導入し、水上太陽光発電事業への取り組みを開始している。
シエル・テールが開発して特許を持つフロートは、日本国内だけでなく、世界各国において豊富な稼働実績があり、今後京セラTLCソーラーが太陽光発電事業をグローバルに展開していくにあたり、この株式取得を通じて、パートナーシップの強化を図りたい意向だ。
陸上から水上太陽光発電へ
現在、電力自由化による太陽光発電の導入が推進され、メガソーラーに適する場所が減少し、陸上太陽光発電事業の展開が頭打ちとなっている状況である。
それに対し、水上太陽光発電事業に関しては、日本の特徴として、農業用ため池や河川増水時の調整池など、全国に多数の池があるため、今後も成長が見込まれている分野だ。
京セラTLCソーラーでも、これまでに兵庫県加東市の西平池、東平池、兵庫県加西市の逆池の3か所において、合計約 5.2メガワットの水上設置型の発電所を稼働させ、さらには、千葉県山倉ダムに約 13.7メガワットのメガソーラー発電所の開発も進めており、ますますの展開が期待されている。
(画像はプレスリリースより)

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