排ガス規制問題からの立て直しを図る
海外のメディアによると、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン・北米部門のHinrich Woebcken社長は、2020年までに北米で電気自動車の製造を開始する計画であるという。
同社では昨年、排気ガス規制問題が発生したが、北米において電気自動車を製造することで、立て直しを図る方針だ。なお、電気自動車は、米・テネシー州のチャタヌーガのほか、メキシコで生産される見通しだ。
北米における電気自動車のシェア拡大へ
同社が北米において電気自動車を生産する背景としては、信頼の回復を図るためとみられる。米環境保護局とカリフォルニア州大気資源局は、環境に優しい電気自動車を生産する企業を優遇する傾向にある。
同社は、北米において大きなシェアを占めているガソリン車に代わり、電気自動車など環境に優しい自動車のシェアを拡大させる方針だ。そのため、同社は現在、北米への投資を強化している。
同社は、今年の初めに、充電時間1時間以内、満充電時の走行距離約370kmの電気自動車を公開した。そのほか、数ヶ月後をめどに新型車種の発表を予定している。

THE WALL STREET JOURNAL
http://www.wsj.com/articles/volkswagen-to-buildPCmag
http://www.pcmag.com/news/346276/volkswagen