八丈島の地熱エネルギーを活かし、平成11年に運転開始
7月31日に投開票が行われる東京都知事選挙に立候補した小池百合子氏は、7月15日に八丈島を訪問し、八丈島地熱発電所を視察した。
八丈島では、地下水がマグマだまりに熱せられているが、同発電所は八丈島の地熱エネルギーを活かし、平成11年3月より運転が開始された。
都知事選挙の選挙公約においては、世界に開かれた環境先進都市を目指すことを掲げている。具体的な内容としては、エコハウス・スマートハウスへの補助強化、EV・バイオエネルギー・水素ステーションの大幅な増設、街灯や公共施設のLED化などがある。
八丈島の自然エネルギーのみで、島の最低電力需要に対応
八丈島地熱発電所は、関東初の地熱発電所で、全国では19番目に完成した地熱発電所だ。認可出力は3300キロワット、2本の蒸気井から蒸気を取り出して発電を行っている。同発電所の運転により、発電時に発生するCO2を約40%削減することが可能となる。
そのほか、八丈島では出力500キロワットの風力発電所も稼働しており、八丈島では自然エネルギーのみで出力が3800キロワットとなる。八丈島で必要とされる最低電力需要は約3500キロワットであることから、自然エネルギーのみで最低電力需要をまかなうことが可能となっている。

小池ゆりこ 都知事選挙特設ページ
https://www.yuriko.or.jp/senkyo/資源エネルギー庁 八丈島地熱発電所
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