MHIヴェスタス、世界最大出力の洋上風力発電設備を受注
三菱重工業株式会社は7月8日、デンマークのヴェスタス社と洋上風力発電設備にて合弁を組むMHIヴェスタスが、スウェーデンの国営総合エネルギー会社であるバッテンフォール社(VF社)から洋上風力発電設備V164-8.0MW※ を49基受注したと発表した。
なお今回の受注契約には、5年間の保守サービスも含まれている。
※ 洋上風力発電設備V164-8.0MW
定格出力は8,000kWで、洋上風力発電設備としては世界最大出力となる。今回受注設備は、パワーモードにより最大8,300kWの発電が可能という。これまでの受注では、英国で進めるウォルニープロジェクト向け40基(2015年12月受注)、ブライスプロジェクト向け5基(2016年6月受注)などの実績がある。
ホーンズリーフ3洋上風力発電プロジェクト向け
これはVF社がデンマークで計画している出力約41万kW級のホーンズリーフ3洋上風力発電プロジェクト向けのものとなり、2018年の据付開始を予定している。
このプロジェクトは、デンマークの西海岸から約34km離れた北海洋上で進められており、この発電によって40万以上の世帯に対し再エネ由来のクリーンな電力を届けるとともに、CO2排出抑制など環境負荷低減に寄与していくことになるという。

三菱重工業株式会社 プレスリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/160708.html