EVによる走行距離2,000kmの日本縦断リレーマラソン
日本工営株式会社は7月4日、鹿児島県薩摩川内市と共同し、次世代エネルギー活用モデルの実証としてEV(電気自動車)にて日本を縦断すると発表した。これには、日産自動車株式会社の協力を得る。
水資源が豊富な日本では、水力発電が見直されつつつあるが、同社は小水力発電の普及を目指し、鹿児島県薩摩川内市との共同で低落差地点に適用可能な「らせん水車」の実証事業を実施しており、自然エネルギーによる発電インフラ整備の活性化に取組んでいる。
そして今回、自然エネルギーの有効活用の喚起と自立・分散型低炭素エネルギー社会の実現を目指し、水力発電設備の生産拠点である同社の福島事業所から、次世代エネルギーのまち・薩摩川内市に向け、日産リーフにてリレー走行するイベントを行うもの。
自然エネルギーの情報提供や有効活用の呼びかけも
EVは、ガソリン車よりCO2排出量が19%削減され(走行中はゼロだが、電源発電時のCO2排出量から)、さらに水力発電による電力使用を想定すると、同社の試算では排出量が98%まで削減される計算になるという。
今回のリレーマラソンでは、環境性能と電気エネルギーの利便性
を検証し、その情報を特設サイト(下記リンク)や Facebook、TwitterなどのSNSで随時発信することにより、自然エネルギーに関する情報提供や有効活用の呼びかけを行う。
また今後、薩摩川内市は小鷹水力発電所のらせん水車で発電した電力を使ってEVを充電し、地元物産館の特産品宅配サービス等に利用することで、地域資源を活用する自立したエネルギー供給を実施する予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)

日本工営株式会社 プレスリリース
https://www.n-koei.co.jp/news/pdf/160704.pdf特設サイト
http://cleanpower.jp/ev/