移動式水素ステーションを導入し、豪での走行を可能に
トヨタ自動車は7月12日、オーストラリアにおける同社の生産・販売事業体、Toyota Motor Corporation Australia Ltd.(以下、TMCA)が、燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」を試験導入し、理解活動や試験走行に活用すると発表した。
燃料電池自動車が走行するためには水素ステーションでの燃料補給が必要となるが、現時点ではオーストラリアでの水素ステーション整備が進んでいない状況だ。
そのため、今年末に、地上据付とトラックの荷台据付が可能な「移動式水素ステーション」を導入して、オーストラリアにおいても「MIRAI(ミライ)」の走行を可能とする計画だ。
豪での燃料電池自動車普及には、インフラ整備が重要
現在、「MIRAI(ミライ)」は、日本、米・カリフォルニア州、欧州各国で販売されているが、今後は、オーストラリアでの販売開始が見込まれる。
TMCAのデーヴ・バトナー社長は、3台の車両導入が決定したことに対して歓喜したほか、燃料電池技術は将来的に有望であること、また、オーストラリアで燃料電池自動車の普及を推進するためにはインフラ整備が重要との考えを示した。

トヨタ自動車(プレスリリース)
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/12804290/