屋外自立型パワーコンディショナの容量系列を拡充
富士電機株式会社は6月28日、屋外自立型パワーコンディショナ のラインアップに、新たに低圧扱いのDC600V(555kVA)を加えたと発表した。低圧連系の太陽光発電所向けで、この発売は7月からとなる。
パワーコンディショナ容量ではこれまで、DC1,000V(1,111kVA)、DC1,000V(1,000kVA)、DC750V(750kVA)を発売しているが、この容量系列に今回DC600V(555kVA)を追加拡充したもので、電圧の区分が低圧となる製品特長を活かし、コストダウンと小型化を実現したもので、顧客の幅広いニーズに対応したという。
低圧用電気部品が使用可能で、保守も容易でコスト減に
同社の屋外自立型パワーコンディショナは、業界最高レベルの変換効率 98%に加え、空調レス構造により電力損失と設置工事費用の低減を実現できる製品として好評を得ている。
この特長は、屋外自立型のため、盤を収納するための建屋が不要となるほか、外気で冷却を行う空調レス構造のため、エアコンの設置が不要となり、設置費用が大幅に低減される。
また、汎用性の高い定格出力電圧AC210Vや入力電圧DC600Vを採用しているため、低圧用電気部品が使用可能となる。このため保守も容易となり、初期コストとランニングコストが低減される。
さらに、品質・性能を維持しながら小型化を実現していて、設置場所の選択肢が広がり、屋内型からの置き換えにも柔軟に対応できるとしている。
(画像はプレスリリースより)

富士電機株式会社 プレスリリース
http://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/2016/