想定年間発電量は、約210万キロワットアワー
中部電力は6月29日、岐阜県高山市の丹生川水力発電所が、同日営業運転を開始したと発表した。同発電所は昨年3月、神通川水系荒城川の丹生川ダム直下に着工し、建設が進められていた。
最大出力は350キロワット(予定)、想定年間発電量は約210万キロワットアワーで、一般家庭約580世帯分の年間使用電力量に相当する。
なお、最大出力については、同日時点で同ダムの貯水率が低く、予定される最大出力の確認ができかったことから、ダム貯水率が高くなった段階で最大出力値の確認を行う予定だ。
岐阜県管理のダムに中部電力が建設した発電所は2か所目
岐阜県管理のダムに中部電力が建設した発電所は、同県郡上市の阿多岐(あたぎ)水力発電所に次いで2か所目となる。
水力発電は、ダムの水を利用して発電することから純国産のエネルギーであること、また、環境に優れた再生可能エネルギーであることが特長だ。
今年3月末現在、同社は196か所の水力発電所で、出力約550万キロワットの発電を行っている。同社は、経済性を考慮しながら、今後もグループ会社一体で水力発電所の開発を進めていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)

中部電力(プレスリリース)
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