木質バイオマス発電所「多気バイオパワー」の営業運転開始
株式会社中部プラントサービス※ は6月28日、三重県多気郡多気町に2015年3月28日から建設工事を進めていた木質バイオマス発電所「多気バイオパワー」がこのほど竣工し、6月27日から営業運転を開始したと発表した。
この発電所は、同社自体の技術力にて建設を行った発電設備となり、発電出力は6700キロワットで、想定年間発電量は約5千万キロワット時を見込んでいる。なお、この電力量は一般家庭約13,800世帯分の年間使用電力量に相当する。
森林事業活性化や放置間伐材削減による防災対策へ寄与
同社はこの事業を通じ、森林事業の活性化や放置間伐材削減による防災対策への寄与など、三重県や林業関係者の期待・要請に応えつつ、CO2削減など環境負荷の低減を図るとともに、社業を通じ地域社会への貢献に努めるとしている。
【多気バイオパワー概要】
発電種別:木質バイオマスによる発電
事業場所:三重県多気郡多気町西山533-12
多気クリスタルタウン工業ゾーン
発電出力:6,700kW
想定年間発電量:約5千万kWh/年
(一般家庭約13,800 世帯分の年間使用電力量に相当)
燃料種別:木質チップ(一般材・未利用材)
燃料使用量:6.5万t/年程度
CO2削減量:2.6万t/年程度
※ 株式会社中部プラントサービス
中部電力グループに属し、火力・原子力発電所設備のほか、各種プラントの建設・メンテナンスを行う。昭和36年創立で、資本金は2億4千万円。名古屋市熱田区に本社がある。
(画像はプレスリリースより)

株式会社中部プラントサービス プレスリリース
http://www.chubuplant.co.jp/pdf/info_20160628.pdf