ゴミ収集業務を効率化してコストダウン
ハウステンボス株式会社と日本システムウエア株式会社は、スマートゴミ箱「BigBelly Solar(ビッグベリーソーラー)」をハウステンボスリゾート内に設置し、2016年6月29日より実証実験を開始したことを発表した。
この「BigBelly Solar」は、日本システムウエアが開発した太陽光発電パネルを持つゴミ箱で、ゴミの蓄積状況が携帯電話回線網を通じてリアルタイムに報告されるため、ゴミの回収作業が効率的に行え、清掃事業のコストダウンが期待される。CO2を排出しない環境にやさしい構造のスマートゴミ箱である。
今回の実証実験では、ハウステンボスリゾート内に「BigBelly Solar」を設置し、センサーと圧縮機能を活用した運用データを蓄積し、収集業務の改善効果を検証する。
エコシティを目指し新電力会社を創設
ハウステンボスグループは、1988年創業当初から自然環境問題も含めたエネルギー問題に注目をしており、高度な技術を駆使した下水処理施設や、生ごみリサイクルのコンポストシステムなどを積極的に採用したエコシティを実現してきた。
そして、蓄積された実績を通じ、より完成度の高いスマートシティの実現のため新規発電事業を行うHTBエナジー株式会社を2015年に創設、2016年4月1日の電力の全面自由化に伴い電力供給サービスを開始した。
HTBエナジーは、太陽光・風力・水力・廃棄物・バイオマスによる再生可能エネルギーや、自家発電設備、LNG(液化天然ガス)火力発電所・地熱発電所を中心にクリーンな電源の構成を目指し、地球にやさしい再生可能エネルギーの導入を積極的に推進している。
また、ハウステンボスについて、観光ビジネス都市としての発展を視野に、広大な敷地を生かした次世代技術の実証実験の場としての活用を行っている。
(画像はプレスリリースより)

日本システムウエア株式会社 プレスリリース
http://www.nsw.co.jpHTBエナジー株式会社 ホームページ
http://htb-energy.co.jp/