太陽光発電事業向けプロジェクトファイナンスを組成
東邦銀行は6月24日、「富岡復興エナジー合同会社」が実施する太陽光発電事業向けプロジェクトファイナンスに対して、総額7,626百万円の協調融資を組成し、同日に第1回目の融資を実行したと発表した。
このプロジェクトは、福島県双葉郡富岡町に発電規模約30MWの大規模太陽光発電所「富岡復興メガソーラー・SAKURA」を、2017年12月開始予定で建設するもの。
福島県内の金融機関のみで協調融資団を組成
同行が主幹事金融機関となって、この4月27日に融資契約を締結しており、全組成金額のうち同行が5,626百万円を融資するという。同行以外の参加金融機関は、あぶくま信用金庫と相双五城信用組合の2行となる。
これは、福島県再生可能エネルギー復興推進協議会と協定を締結しており、被災地域の復興に寄与する事業の一つであることから、福島県内の金融機関のみで協調融資団を組成したとのこと。
なお同協議会は、国、県、避難区域に指定された12市町村、電力会社等が一体となり、避難解除区域等における再生可能エネルギーの導入を計画的かつ着実に促進し、復興に寄与する事業を推進することを目的として、2015年7月31日に発足している。
【プロジェクト概要】
借入人:富岡復興エナジー合同会社
発電所名称:富岡復興メガソーラー・SAKURA
出資者:JR東日本エネルギー開発株式会社、福島発電株式会社、富岡町
事業内容:太陽光発電事業
事業地:福島県双葉郡富岡町
発電規模:約30MW(太陽電池モジュールベース)
操業開始:2017年12月(予定)

東邦銀行 プレスリリース
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