事業主は町と企業3社により設立した「大熊エネルギー合同会社」
震災からの復興を目指す福島県大熊町は、民間企業3社との共同出資により設立された「大熊エネルギー合同会社」を事業主とし、『大熊エネルギー・メガソーラー発電所』を建設することが、2016年6月23日共同出資者の株式会社NTTファシリティーズから発表された。
工事は2016年6月13日には既に工事が開始されており、2017年の7月1日を目処に発電開始を見込んでいる。
建設は福島県再エネ復興支援事業の補助金を活用
同発電事業は、2015年度に出された「再生可能エネルギー発電設備等導入基盤整備支援事業(福島県再エネ復興支援事業)」の補助金公募に採択された事業で、それに合わせ株式会社NTTファシリティーズをはじめ、北芝電機株式会社・大熊町・福島発電株式会社の共同により同年秋に「大熊エネルギー合同会社」が設立されている。
この補助金を活用した発電所が建設されるのは、福島県双葉郡大熊町大字大川原にある個人が地権者となる農地で、この土地を賃借し建設される。
計画では約16万m2の広さの土地に太陽光発電パネルを並べて建設され、発電規模は約11,669kW、想定される年間発電量は一般家庭消費電力約3,500世帯分に相当する約12,700MWhが見込まれている。
なお稼働後の事業収入の一部は、「福島県再生可能エネルギー復興推進協議会」を通じ、避難解除区域等12市町村における地域貢献(復興支援)事業に利用されることになっている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社NTTファシリティーズ ニュースリリース
http://www.ntt-f.co.jp/news/2016/160623.html株式会社NTTファシリティーズ
http://www.ntt-f.co.jp/