既存住宅地をエコタウンに
埼玉県では、太陽光発電などでエネルギーを創成し、改修などで省エネを行う「創エネ・省エネ」によって、エネルギーの地産地消を目指す埼玉エコタウンプロジェクトを推進している。
このプロジェクトに基づく様々な取り組みの中で、2015年度からは、ハウスメーカー4社と協働して、開発・分譲済みの比較的小規模な既存住宅地についてモデル街区を決定、エコタウンに変えていくという「ミニエコタウン事業」を実施してきた。
採択されたハウスメーカーは、株式会社アキュラホーム・積水ハウスリフォーム株式会社・ポラスグループ・パナホームリフォーム株式会社で、モデル街区は19ヵ所である。
2016年度には、この事業をさらに拡大するため、公募によりこの度新たな事業者4社が決定した。
太陽光設備設置費用などを補助
まず、ミサワホームイング株式会社で、対象となるモデル街区は、久喜市・鶴ヶ島市・坂戸市・所沢市・川越市内の5ヵ所。2番目は住協建設株式会社で、対象となるモデル街区は、ふじみ市・所沢市・狭山市・ふじみ野市内の5ヵ所。
3番目は大和ハウスリフォーム株式会社で、対象となるモデル街区は、北足立郡・桶川市・さいたま市・行田市内の4ヵ所。4番目は住友林業ホームテック株式会社で、対象となるモデル街区は上尾市・入間市の2ヵ所だ。
各ハウスメーカーは、モデル街区において、住民ニーズの把握、住民への働きかけ、太陽光発電設備の設置や省エネリフォームの施工などを実施する。これに対し、埼玉県は、施工する太陽光発電設備の設置や省エネリフォームなどを行ったモデル街区の住民に対し、補助金を交付して取り組みを支援していくこととなっている。

埼玉県
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