太陽光パネル関連など種々業態企業と提携、サービス提供
株式会社グラモ※ は6月17日、日本ベンチャーキャピタル株式会社が無限責任組合員を務めるNVCC7号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を行い、総額3千万円となる資金調達を実施したと発表した。
※ 株式会社グラモ
株式会社アドバンスト・メディアの子会社。ソフトウェアとハードウェアの開発を通して展開する「iRemocon事業」にて、ネットワークを利用した機器コントロール装置の開発販売を主に展開している。
グラモは、これまでケーブルテレビ会社や通信会社、住宅・車メーカーのほか、太陽光パネル関連会社など種々の業態企業と提携し、「iRemocon」のサービス提供を行ってきている。
既存サービスの拡大や新規サービス開発等の実施が目的
一方、グラモがターゲットとするエネルギー関連市場は、今年4月からの電力完全自由化に加え来年からはガスの自由化が予定され、大きな転換期を迎えていることから、エネルギー関連企業は市場の拡大とともに、これまでにないサービス拡充が求められる。
各エネルギー関連企業の差別化戦略の一環として、エネルギーの見える化やエネルギー制御の需要は高く、経産省推進のゼロエネルギー住宅(ZEH)にもHEMSが必須となる状況から、HEMSや家電コントロールの先駆けであるグラモに対してのニーズも増加傾向にあるという。
今回の第三者割当増資の引受先となる日本ベンチャーキャピタルからの資金調達は、更なる運営体制の強化による既存サービスの拡大、事業成長促進のための新規サービスの開発等の実施を目的にしたもので、これによりグラモの更なる事業拡大とサービスの加速を目指すとのこと。
またアドバンスト・メディアとグラモ両社は、将来の上場を見据え、エネルギー関連市場での一層の成長・発展を目指し、「iRemocon」に関する事業を推進するとしている。

株式会社グラモ プレスリリース
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