冷熱システム製作所で、「岩出物流センター」の稼働開始
三菱電機株式会社は、和歌山県和歌山市の冷熱システム製作所で、6月15日から「岩出物流センター」の稼働を開始した。
同物流センターは、周辺にあった10カ所の外部倉庫を集約・統合した同社専用の倉庫として、同市にある株式会社渡辺産業が新たに建設したもので、三菱電機が10年間の賃借をする。
また同センターは、建物面積が約1万6000m2、延床面積が2万9000m2の二階建てで、総工費は約32億円となる。なおこの延床面積は、和歌山県内の物流センターとしては最大規模になるという。
センター屋根に太陽電池パネル設置し1.8MWの発電見込む
環境への配慮として、センターの屋根に太陽電池パネルを設置して1.8MWの発電容量を見込むほか、暑熱対策として屋根を二重化し、また倉庫内全棟の照明としてLED照明装置を採用するなど、省エネ効果を図っている。
冷熱システム製作所はこれまで、業務用空調機器・産業冷熱機器の事業拡大に伴う生産スペースを確保するべく、製品・資材の保管スペースを近隣の外部倉庫に順次移管してきたところ、外部倉庫10カ所での分散保管となったことから、物流効率が低下していた。
今回の集約により同社は、倉庫間の輸送削減と資材集中保管、生産ラインへのジャストインタイム供給とともに、完成品への出荷機能の付与による輸送効率改善などで、物流の合理化・効率化を図るとしている。
(画像はプレスリリースより)

三菱電機株式会社 プレスリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/0614-a.html