チップ加工とバイオガス発電事業
株式会社エジソンパワーは、岩手県盛岡市の葛巻林業株式会社から事業を継承した「葛巻事業所」のリニューアル工事を終え、2016年6月3日に開所式を行ったことを発表した。
同事業所は、954平方メートルのチップ工場と、180平方メートルのペレット工場からなり、粉砕バーク、バークペレット、針葉樹と広葉樹のチップ加工を取り扱う。葛巻林業が長年行ってきたチップ事業とともに、将来的には、木材伐採からチップ加工、バイオガス発電事業の自社サプライチェーンを構築していく予定だ。
自然エネルギーの技術開発を推進
エジソンパワーは、次世代の地球環境を守ることを信念として、自然エネルギー・リニューアブルエネルギーの活用を目指し、様々な分野での技術開発を推進している。
大型リチウム電池製造に関しては、2014年1月に、千葉県かずさアカデミアパーク内の約2万坪の敷地に、メガワットの太陽光発電設備を備えた大型リチウム電池の製造工場を開所。世界的なリチウム電池セルの製造メーカー「サムソンSDI」と提携し、高性能で安全なリチウム電池の製造販売を行っている。
また、太陽光発電では、これまで、同社の木更津工場、群馬県安中市メガソーラー、鹿児島県大崎町野方発電所2施設、茨城県神栖市メガソーラー、宇都宮太陽光発電所、茨城県桜川発電所、徳之島太陽光発電所で発電を行っている。
その他、都市ゴミや廃棄物、また木質系原料によるバイオマス発電などの技術開発も行っており、今回の葛巻事業所のリニューアル開所により、持続可能かつ高収益モデルの新しいエネルギー林業を確立し、自立型の地域エネルギー事業で地域活性に寄与していく意向を示している。

株式会社エジソンパワー
http://www.edisonpower.co.jp