将来的には、世界の大部分でネット利用が可能に
米・ニューヨーク州のロングアイランドで6月10日、ソーラー飛行機の試験飛行が実施された。ソーラー飛行機は、有人飛行により約20分間の飛行に成功した。
ソーラー飛行機は、米飛行機メーカーのルミナティ・エアロスペース社製の「V0サブストゥラタ」で、空中ネット基地局としての役割を担うために開発された。同機の運用が実現すれば、現時点でネット環境が整備されていない地域に住む世界の約40億人がネットを利用できるようになる。
ソーラードローン 高度約1万8000メートルを飛行する計画
同機の翼幅は約13mで、翼には太陽光パネルが搭載されている。試験飛行においては有人飛行を実施したが、今後は、ドローンとして無人飛行を実施する計画だ。同機は、高度約1万8000メートルの上空において、太陽光をエネルギーとしながら上空を飛行し、ネット基地局としての機能を果たす計画だ。
同社は、同機が長期間にわたって上空を飛行することから、同機に超軽量・超強度の複合素材を使用すること、また、太陽光のみならず風力エネルギーも利用可能な構造とする計画だ。また、同社は今年末にも同機の製造を開始したい考えを示している。

The Seattle Times
http://www.seattletimes.com/business/aerospace-firmNEWS12
http://longisland.news12.com/news/luminati-aerospace-unveils