京セラ製太陽電池モジュールがトップ · パフォーマー認定
京セラ株式会社は6月14日、世界有数の認証審査機関であるノルウェーのDNV GL社が太陽電池モジュールの信頼性を評価する調査「PVモジュール信頼性スコアカード2016」にて、最高レベルの評価である「トップ · パフォーマー」に同社が認定されたと発表した。
この調査は、初回の2014年版に続く2回目の調査として実施され、同社は唯一、2回連続で全項目にてトップ · パフォーマーの認定を受けたという。
太陽電池モジュールは、長期にわたり高い発電効率で稼働を続ける品質が求められているが、世界で導入されている太陽光発電 システムのうち、85%が過去5年以内に設置されたもので、いま利用されている大部分の製品寿命に関する現場データ収集には、20年以上かかると見込まれている。
京セラは5項目全てで劣化率の低かったメーカーに
こうした背景から、性能や信頼性を評価するための客観的な情報源への ニーズが高まっていて、DNV GL社は第三者データを提供するため「PVモジュール信頼性スコアカード」を創設している。
2016年の調査でDNV GL社は、温度サイクル、動的機械荷重、結露凍結、高温高湿、PIDの5つの項目において負荷試験を実施したもの。
最も汎用的な60直または72直の太陽電池モジュールを対象に、各項目で17~22社の製品について発電効率の低下率が測定された結果、同社は唯一、全項目にて劣化率の低かったメーカーとして認定されたとのこと。

京セラ株式会社 プレスリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2016/0602_goek.html