立地条件の制約が少なく都市部に適する
神奈川県は、都市部でも導入が可能な小形風力発電の普及を図るため、「小形風力発電プロジェクト」を実施する事業者を公募することを発表した。
神奈川県では、地域を中心とした分散型エネルギー体系の構築に向けて、再生可能エネルギーの普及を推進しているが、都市部において再生可能エネルギーによる発電量を増大させていくためには、立地条件の制約が少なく、雨天や曇天時、夜間にも発電が可能な小形風力発電の普及を図る必要がある。
そこで、今回のプロジェクトでは、小形風力発電設備を県内に設置し、固定価格買取制度を活用して売電を行い、事業採算性が確保できることを検証して、その効果を公表して、普及につなげていくことを目的としている。
設置工事は地元事業者に
プロジェクトにおいて、設置する小形風力発電設備は、一般財団法人日本海事協会の型式認証を取得しているものとし、さらに、経済産業省の設備認定を受けて小形風力発電設備を設置することが要件となっている。
また、小形風力発電のタワー・基礎に係る支持物については、電気事業法の規定を遵守することも求められており、発電設備の設置工事については、県内中小企業者に受注することが推奨されている。
事業計画書の提出期間は、2016年6月1日から8月1日まで。詳細は、神奈川県のホームページに掲載されている。
(画像はプレスリリースより)

神奈川県
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