一億総活躍社会への実現に貢献するファンド
株式会社東邦銀行は、同社が創設した「とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド」の第1号案件として、株式会社グリーン発電会津に投資することを決定したと発表した。
「とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド」は、東邦銀行が有限責任組合員で、東邦リース株式会社と山田ビジネスコンサルティング株式会社が無限責任組合員となっており、出資総額は10億円。創業期や成長期の未上場企業で、ベンチャー企業や観光活性化に取り組む企業、新産業関連事業などに投資を行う。
今回の案件は、新産業関連事業企業の中の再生可能エネルギー分野への投資として、選ばれたもの。
グリーン発電会津は、福島県における再生可能エネルギーのモデル事業として高いノウハウを有して「ふるさと」への貢献が期待されており、また、同社の技術力のさらなる向上と円滑な事業運営を応援する観点から、同ファンドによる投資を行うこととなった。
未利用材活用でCO2排出量削減と地域林業を活性化
グリーン発電会津は、2012年7月に、会津若松市河東工業団地内において、国内初となる未利用材を燃料とする発電規模5,700キロワットの木質バイオマス発電所を建設。
地域林業者と協力連携して、これまでその多くが山林に残されていた未利用材を長期的かつ継続的に調達、活用することで、二酸化炭素排出量の削減や森林資源の有効活用だけでなく、電力の安定供給と地域林業の活性化および森林の持続的な再生という資源循環型社会の実現を目指している。
こういった業績から、同社は、平成26年度「新エネ大賞」経済産業大臣賞を受賞、また、経済産業省の「大規模HEMS情報基盤整備事業」に参画し「会津地域の電力の見える化」に貢献しており、今後も再生可能エネルギー分野での先駆的な存在として、ふくしまの復興と成長に貢献していくことが期待されている。

株式会社東邦銀行
http://www.tohobank.co.jp株式会社グリーン発電会津
http://gh-aizu.co.jp/