岩手県九戸郡洋野町の「洋野太陽光発電所」が5月に完工
juwi(ユーイ)自然電力株式会社は5月31日、スペインに本社を置くX-Elio(エクセリオ)グループから建設工事を受託した岩手県九戸郡洋野町の「洋野太陽光発電所」を2016年5月に完工、X-Elio Japan株式会社による完工式が同月26日に開催されたと発表した。
この発電所は、既に5月23日から商業運転を始めている。
同発電所は、岩手県九戸群洋野町の旧岩手洋野ゴルフクラブ敷地約410,000m2を利用し建設した。年間発電量は約20,800メガワット時(2,080万キロワット時)を見込み、これは一般家庭約5,800世帯の年間使用電力量に相当する。なお、発電した電力は再エネ固定価格買取制度を活用し東北電力へ売電する。
この大規模プロジェクトは、エクセリオジャパンが開発、juwi自然電力がEPC(設計・調達・建設)を担当した。同発電所のパネル出力は、約25MW(定格出力約20MW)で、juwi自然電力がこれまで手掛けたEPC(設計・調達・建設)プロジェクトの中で最大規模となる。
juwi自然電力による東北での完工案件は6件目、岩手県は初
これは、juwi自然電力が持つグローバルな知見と、国内における完工実績が評価を受け受託したもので、出力20メガワットを超えるこの大規模プロジェクトは、同社初という。
工法の特徴としては、広大な敷地内に地盤に合わせ2種類の異なる杭を使用した架台を設置した。また、ゴルフ場跡地にある排水設備を活用することで、発電所の稼動後も周辺に影響が出ないよう配慮した設計・施工という。
また、juwi自然電力による東北地方での完工案件は、これで6件目で、岩手県では初となる。また、同発電所のO&M(運営・保守)は、同社グループ会社のjuwi自然電力オペレーション株式会社が担当する。
juwi自然電力は、自然エネルギー発電所の開発・資金調達等を行う自然電力株式会社および、ドイツに本社を置く世界的な自然エネルギーの開発・EPC企業であるjuwi(ユーイ)株式会社による合弁会社として、2013年に設立された。自然電力が開発を手掛けた案件のほか、EPC単体での工事案件も受託している。
(画像はプレスリリースより)

juwi自然電力株式会社 プレスリリース
http://www.shizenenergy.net/news/15-release/