デザイン性と機能を両立
三協立山株式会社・三協アルミ社は5月31日、従来より、アルミ形材ルーバーに太陽電池パネルを組み込んだ「太陽電池一体型目隠しルーバー」のよこ型を発売していたが、今回そのたて型である「210タイプ」を発売したことを発表した。
太陽電池一体型目隠しルーバーとは、外からの視界を遮り、空調設備など屋外設置物の目隠しとして設置するルーバーに、太陽光発電パネルを一体化したもので、発電をしながら屋外の外観をスッキリと見せることができる意匠性が高く環境に配慮した製品である。
今回発売された、たて型は、太陽電池パネルがたてに配置されるため、建造物の外周など曲面的な箇所にも対応できるのが特徴。
また、設置角度が地面に対し90度で住宅の屋根などに設置する傾斜30度の標準架台と比較して約65%の発電量となるものの、ゴミ等が溜まりにくく降雪地域にも適している。
建材製品のノウハウを活かす
三協アルミでは、これまで長年にわたり高層建築から集合住宅、生産工場などに多くの建材製品を納入してきた実績を持っており、これらのノウハウを活かし、さまざまな設計シーンに対応できるバリエーション豊富な太陽光発電システムのラインアップを提供している。
これまでの施工例としては、カーテンウォール、トップライト、キャノピーやひさし、ルーバーなど。
また、小学校のテラスの空間に溶け込んだ設計を行ったり、校舎バルコニーの手すり部分に設置したり、子どもたちに対して、太陽電池を身近な教材として見せることで環境への配慮、自然エネルギーへの関心を持たせるなど、社会的な貢献も実現している。
(画像はプレスリリースより)

三協立山株式会社
http://alumi.st-grp.co.jp