愛知から日本各地の火力発電所に販売を展開予定
バイオマス関連の事業を展開するバイオマスパワーコンサルタント株式会社(BPC)は、愛知県に火力発電用木質燃料のストックヤード建設計画を発表した。
同社は木質ペレットをメインとし、ここから日本各地の火力発電所に、販売を展開していく予定である。
年間の受け入れ供給可能量は、延べ60万トン
同ストックヤードは2016年1月着工予定で、2017年夏の完成を目標に建設が進められる。施設の規模は、日本最大級となる約4,000坪で、年間の受け入れ供給可能量は延べ60万トンを見越している。
6棟の建屋により構成される予定の同ストックヤードは、燃料置き場を10か所に仕切る構造を採用し、1棟当たり幅35m/奥行き60mの大きさを誇る。
そこに貯蔵されるのは、50MW級の木質ペレット専焼火力発電所1基が、約4週間分発電可能な量に相当する燃料で、木質ペレット90%、PKS(パーム椰子殻)等が10%の割合として、合計約21,000トンの発電用燃料が貯蔵できる。
「BPCバイオマスプロジェクト」の重要な位置を占める施設
同社は、木質バイオマスの安定供給基盤の強化を目的とし、2015年3月に「BPCバイオマスプロジェクト」をスタートさせている。
同時に海外生産工場への投資、国内では2015年8月に、現時点で日本最大規模となる、年間15万トンの生産が可能な、木質ペレット燃料生産工場の建設を開始している。
今回のストックヤード建設は、このプロジェクトの一環として非常に重要な位置を占めている施設となっている。
(画像はプレスリリースより)

ValuePress 『愛知地区 木質燃料ストックヤード建設計画』
https://www.value-press.com/pressrelease/153609バイオマスパワーコンサルタント株式会社
http://www.bpc.tokyo/