ソーラーシェアリング架台が設置された保育園ビル
太陽光関連事業を展開するソーラーフェニックス株式会社は、全国初となるソーラーシェアリング架台を設置した保育園ビルの屋上運動場において、同社開発の太陽光発電システム「グリーン&ソーラー-MEGA10」を、提供したと発表した。
強風対策を考慮した小型太陽光パネルと架台
設置された運動場は241m2で、設置した同社のソーラーシェアリング架台の上部3mの高さに、138枚の小型ソーラーパネルが並べられている。なお発電される18kWの電力は全量保育園内で使用される。
同架台は、農業用のソーラーシェアリング架台と同様に、風対策のために風の負荷が小さい小型パネルを採用。そして新開発したパネル固定用ワンタッチグリップにより、耐久性を考慮した作りとなっている。
装備された回転機構により、季節ごとにパネル角度を変えることが可能で、同時に台風などの強風時には、最小限の負荷に抑えるためパネルを水平にする工夫がされている。
園児の熱中症対策と防災拠点としての機能を併用
提供した保育園ビルは、松戸市に2015年11月1に建設され、全国初となる屋上運動場にソーラーシェアリング架台を設置した保育園となっている。市の中心部に立地するため敷地面積が限られており、運動場は屋上に作られていた。
設置された太陽光発電設備は、屋上では日陰もなく園児達の熱中症が懸念されるため、ビルを設計した熊倉氏の発案で、農業用のソーラーシェアリング架台をヒントに設置された。
同設備は、太陽光パネルにより日陰を作り園児を熱中症から守るとともに、災害時には電力の確保も可能で、防災拠点として活用も考えられている。
(画像はプレスリリースより)

ソーラーフェニックス株式会社 「グリーン&ソーラー-MEGA10」
http://www.solarphoenix.co.jp/index.php@ press ソーラーフェニックス、保育園へ太陽光発電システムを提供
https://www.atpress.ne.jp/news/82417