数万枚以上の検査と評価実績でノウハウを蓄積
自然エネルギー関連の事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は、中古パネルのみを使用した自社太陽光発電所を建設し、2018年までに国内における累計発電量が、5MWとなることを目標として設置をしていくと発表した。
同社は中古パネルリユース事業を、国内での先駆けとして2005年よりおこなっており、そして中古パネルの検査と評価実績を数万枚以上持つことにより多くのノウハウを保有している。そこで同発電所においては、中古パネルの実証試験も兼ねた建設となる。
2015年内には300kW規模の中古パネル発電所の建設開始
現在、長野県駒ヶ根市にある同社敷地内では、50kWの発電所を2015年6月に建設完了しており、そこでは自然災害の影響や施工不良により使用中止となったパネルを2種類設置している。そして同市内には、300kW規模となる太陽光発電所が、2015年中の建設開始予定となっている。
同発電所の建設では、中古パネルの耐用年数や発電実績等信頼性を実証し、顧客や金融または保険会社に対する信頼性の確立に努める。さらには同社自身のO&Mサービスと評価や検査等における技術の蓄積を推進していく。
その他にも、リユースでの活用の広まりにより太陽光発電所の延命化が可能となり、その効果として発電単価も下げることが出来る。それゆえ今後は社会インフラの重要な役目を担っていくことが見込まれる。
2014年度の中古パネル買い取り枚数は5,000枚を突破。そして2015年度も継続して積極的な買い取りをおこなっており、中古パネルの有効な活用方法も同時に検討中である。

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
http://www.nextenergy.jp/@ press ネクストエナジー社、中古パネルで太陽光発電所を建設
https://www.atpress.ne.jp/news/82017