初期費用はどのくらい?
経済産業省所管の再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス)の固定価格買取制度が2012年にスタート。それに伴い、個人住宅においても太陽光パネルの設置件数が増えました。売電による収益だけが理由ではなく、民間でも自然エネルギーの意義の理解や東日本大震災以降の原発不信が高じてのこと。今後さらに家庭用太陽光発電への関心と導入が高まると思われます。さて、太陽光発電の意義は理解して導入を決めても気になるのはそのコスト。何といっても初期費用がどれ位なのかを知りたい。太陽光パネルメーカーは少なくありません。
価格の違い
そしてメーカーそれぞれでパネルの値段に違いがあり、また、それぞれで発電変換効率が違います。A社のパネルは安い、B社のパネルは高いが変換効率がよいので設置枚数を抑えられる、C社のパネルはクセのある屋根に対応できるなどなど決定することは多いです。しかしここは忍耐強く自分自身が納得するまで検討すべきです。メーカー数社から見積もりを取り、導入コストの比較をするのが基本であり、重要。立地、屋根の向き、屋根の形、日照時間等の住宅の特性や、予算、施工方法を踏まえた見積もりが必要です。
こうした視点をもってして販売施工業者を探すにはどうしたらよいのでしょうか。市場では訪問販売で契約する例もあります。口コミで業者を知る例も。社会の情勢を見るとサイト販売の利用もあります。サイト上では多くの販売施工業者が競合しているので必然的にコストが抑えられています。また、人件費や店舗が無い分、経費が削減されてコストに反映していて総じて安いです。
訪問販売や口コミで知った業者へ依頼の場合、相見積りがしにくいのが不安。その点、サイト上では多種製品の比較検討が可能です。しかし、注意すべきこともあります。何といってもサイト上の競争なので、各業者の自社製品アピールのキャッチコピーに目を奪われ惑わされがち。一見、安く見えてもその価格には製品価格の他に施工費も関連費用も含まれてのことなのかどうか、提示している価格の内訳を見きわめる冷静さが必要です。
ところで、サイト購入に限らずどんな購入方法を取っても、太陽光発電導入を決めたら誰もが今後の売電収益で初期費用を回収したいです。自分の場合はそれが可能かどうかはシュミレーションでわかりますが、あくまでも現状の条件下での想定でしかありません。時勢と制度は年々変わっていきます。導入の際は見えないリスクも念頭に置いて慎重に選択した方が良いです。