年間総発電量5,000万キロワットアワー
三井造船は、印南風力発電株式会社が、和歌山県日高郡印南町において計画している風力発電所の工事を受注したことを発表した。
この風力発電所は、約27.2ヘクタールの敷地に建設され、発電容量は、2,000キロワットの風力発電設備13基の26,000キロワット、年間総発電量は、一般家庭約14,000世帯分の電気量に相当する約5,000万キロワットアワーとなる。また、年間の二酸化炭素排出削減量は、29,000トンが見込まれている。
工事は2015年12月に着工、2018年5月まで行われ、同年6月より20年間にわたって発電事業を実施する予定。
和歌山県の再生可能エネルギー導入に貢献
三井造船は、CO2を排出しないクリーン性に加え、他の自然エネルギーに比べ効率よく発電で出来るシステムとして、風力発電の導入に力を入れており、特殊構造物分野で培った土木、電気、輸送といった総合力を強みに自然エネルギー分野の拡大を目指している。
今回の風力発電所は和歌山県内で2件目の受注となり、また、和歌山県内には、子会社であるMES-KHI由良ドック株式会社の遊休地を賃貸した太陽光発電施設の計画もある。
同社は、和歌山県内において、造船事業だけでなく、再生可能エネルギーの導入にも注力し、多様な形で地域経済の活性化に貢献していく意向だ。

三井造船 プレスリリース
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