自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月06日(火)
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風力発電は自作で作れる?風力発電自作キットとメリット・デメリット

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風力発電は自作で作れる?風力発電自作キットとメリット・デメリット

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風力発電の仕組み
風力発電とは、プロペラに取り付けられたモーター内に組み込まれているコイルが、風の力によって回転することで導線に電気が流れ、発電できるという仕組みのものです。風さえあればいつでも発電できることや、発電する際に地球環境に悪い物質が排出されないこと、設置することが簡単であることなど、メリットが多数存在する地球にも人にも優しい発電の方法です。
風力発電のデメリット
風力発電は地球にとってとても良い発電方法だということは分かっていただけたと思います。しかし、風力発電は今の段階ではあまり活用されていません。風は化石燃料のように、いつか無くなってしまうようなものではない上に、安全なエネルギーの源でもあります。では、なぜ広く活用されていないのでしょうか?

それは、発電量に問題があるからです。風力発電4000機で1000kwの発電が出来るのに比べて、原子力発電1機では100万kwの発電が可能です。このように数字で見ると、風力発電だけでは発電量が少なく、日本の電気供給は難しいということが分かります。今は大型の風車も作られ、発電量が多くなるような設計や普及も進められてはいますが、原子力発電に追いつくためには広い土地と、更なる開発が必要になっています。

風力発電が家でできる?
日本全体で見ると課題点も少なくない風力発電ですが、今は風力発電の自作キットというものが通信販売などで入手することが出来ます。この自作キットを使えば、家庭でも風力発電が出来ちゃうかもしれません。値段は手に取りやすいものから、業者向けのようなものまで幅広くあり、家庭でうまく発電することが出来れば、電力会社に売電することも可能なようです。

自作キットでの風力発電は、風の力で発生させた電力をバッテリーに蓄えておき、インバーターという機械を通すことで家庭でも使える電気へと変換し、使用可能なエネルギーを作っているとのこと。この時大切なのは、自作の風車を家のどこに設置するのか、ということです。風力発電はやり方次第でとてもオトクな発電の仕組みではありますが、風が吹かなければ何の意味もありません。設置の際は風向きに要注意です。

風力発電の今後
日本ではまだまだ課題の残る風力発電ですが、デンマークでは風力発電のみで国に必要な電気エネルギーを賄えるほどにその発展は進んでいます。風力や太陽光といった自然のものから電力を生み出すということは、人間の力でコントロール出来る範囲が明確に決まっているため、中々簡単には行きません。しかし、デンマークのような国も存在しています。日本でも福島県で、直径167メートルという超大型の風車を設置し、今年の12月から稼動させようという取り組みが始まっています。

誰にも迷惑をかけない、誰も嫌な思いをしない発電方法は、きっと少しずつ課題を乗り越えていくことで実現できるものなのだと思います。

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